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エクアドル固有の希少で絶滅危機に瀕したハチドリです。
キトの西と北のわずかな山からのみ知られています。
オスは白い脚の房と青いお尻の羽を持つ暗い青緑色です。
メスはより明るい緑色で金色がかった色調を持ち、青い喉の斑とお尻の羽があります。
高標高の森林に生息し、小さく筒状の花から採餌します。
最も多くヤナコチャ保護区で遭遇され、時にフィーダーを訪れます。
基本情報
| 和名 | ムナグロワタアシハチドリ |
| 英名 | Black-breasted Puffleg |
| 学名 | Eriocnemis nigrivestis |
| 分布 | エクアドル |
| 生息地 | エクアドル北西部に固有 雲霧林や山地林 ※標高1,700〜3,500m ※4月から9月の間は標高2,440〜3,050mで見られますが、 11月から2月の繁殖期間中は3,100m以上に留まるとされるが変動あり |
| 大きさ | 全長8〜9cm |
| 鳴き声 | ・特徴的な鳴き声はない ・一般的に非常に静かで、飛び去る時に単調で金属的な「ツィート ツィート ツィート」を発することがある ・幼鳥は食物をねだる時に高音のさえずりを出す |
| 花 | エリカ属の樹木、フクシア、ブロメリア、エクアドル固有のアカネ科(特にPalicourea fuchsioides)など |
| 巣作り | ・巣は地上に作られたカップ状 ・コケ、クモの糸、細い繊維で作らる |
| 繁殖 | ・繁殖期は11月から4月 ・幼鳥は巣立ち後、巣の近くでメスによって約2週間給餌される ・巣立ち後の最初の数日間、成鳥メスは幼鳥に約5分ごとに給餌する |
| 特徴 | 外見(オス):黒色の上面と下面、暗い青色の尾筒、紫青色の喉と下尾筒を持つ 外見(メス):上面が青銅緑色で、腰と上尾筒は青緑色、下面は黄金緑色、顎は淡い青色 外見(巣立ち雛):成鳥と同様に性的二形ですが、色合いがより鈍く、くちばしの下部に赤橙色がある |
分類
| ドメイン | 真核生物 Eukaryota |
| 界 | 動物界 Animalia |
| 門 | 脊索動物門 Chordata |
| 亜門 | 脊椎動物亜門 Vertebrata |
| 綱 | 鳥綱 Aves |
| 目 | アマツバメ目 Apodiformes |
| 科 | ハチドリ科 Trochilidae |
| 属 | ワタアシハチドリ属 Eriocnemis |
| 種 | ムナグロワタアシハチドリ Eriocnemis nigrivestis |
保全状況
| 絶滅 | —絶滅の | 恐れのある | 状態— | 低危険 | ||
| EX | EW | CR | EN | VU | NT | LC |
※野生に生息している数は、推定100〜150個体とされている
亜種
亜種なし
似た種
より大型のアオハラワタアシハチドリ (Sapphire-vented puffleg)と間違える可能性がありますが、
ムナグロワタアシハチドリは、頭頂に青色がなく、尾が短いです。
WRITERこの記事の著者
hachidori-zukan
【野鳥観察が人生の目的】憧れのハチドリに会いたくて、図鑑サイトを作りました!ハチドリに会える度に、充実していくであろう当サイト。「ハチドリを知るなら当サイト!」って言っていただけるようなサイトを作っていきますので、見守っていただけると、幸いです!

