チャイロインカハチドリ

この記事は約 4 分で読めます

地味でクチバシの長いハチドリで、エクアドル西部からコロンビア西部のアンデス山脈の雲霧林に生息します。

羽色は茶色、青銅色、鈍い緑が主体ですが、首の両側にある白い斑点が暗い森の中でよく目立ちます。
喉には紫色の斑があり、メスではより小さく目立ちにくいです。

森林内部や林縁で筒状の花から吸蜜し、地域によっては給餌台にもよく現れます。

基本情報

和名チャイロインカハチドリ
英名Brown Inca
学名Coeligena wilsoni
分布コロンビアとエクアドル
生息地主に雲霧林の縁に生息し、森林内部でも見られる
※標高は一般的に700〜1,900mで見られる
1,300m以下で最も普通に見られ、2,400mの高地でも記録
※おそらく季節的な移動を行いますが、データはほとんどない
大きさ全長11〜13cm
体重オス約7.0g、メス約6.5g
鳴き声・さえずりは『ツィップ・ツリーゥ・ツリュー』」のリズムの鳴き方だとされる
・様々な鳴き声があり、「ツィット」や「ツィ・ツィット」という音
「ツィッツィッツィッツィッツィット…ツィッツィッツィ…ツィッツィッツィット…」という連続音
・飛行中には「短いガラガラ音『トゥルルル』、短いさえずり、高音の『ツリー…ツィー…ツィー…ツィー』」
Psammisia属、Macleania属、Cavendishia属、Fuchsia属など
巣作りコケと植物繊維でカップ型の巣を作り、通常は地上2〜3mの小さな木の枝分かれ部分に作る
繁殖・繁殖期は1月〜6月
・メスだけが2個の卵を15〜16日間抱卵。巣立ちは孵化後22〜26日
特徴外見(共通):黒いくちばしと目の後ろの白斑が特徴
外見(オス):蛍光紫色の喉と胸の白斑が目立つ
外見(メス):オスより喉の色が淡色気味で、尾の切れ込みが浅い

分類

ドメイン真核生物 Eukaryota
動物界 Animalia
脊索動物門 Chordata
亜門脊椎動物亜門 Vertebrata
鳥綱 Aves
アマツバメ目 Apodiformes
ハチドリ科 Trochilidae
インカハチドリ属 Coeligena
チャイロインカハチドリ Coeligena wilsoni

保全状況

絶滅—絶滅の恐れのある状態—低危険
EXEWCRENVUNTLC
低危険種 Least Concern (IUCN 3.1) / ワシントン条約 CITES Appendix II (CITES)

亜種

亜種なし

世界で一番美しいハチドリ図鑑
数少ない日本のハチドリ図鑑!
様々な情報源からハチドリをもっと知ろう!

※下の各種リンクボタンはアフィリエイトリンクになっています

WRITERこの記事の著者

hachidori-zukan

hachidori-zukan

【野鳥観察が人生の目的】憧れのハチドリに会いたくて、図鑑サイトを作りました!ハチドリに会える度に、充実していくであろう当サイト。「ハチドリを知るなら当サイト!」って言っていただけるようなサイトを作っていきますので、見守っていただけると、幸いです!