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地味でクチバシの長いハチドリで、エクアドル西部からコロンビア西部のアンデス山脈の雲霧林に生息します。
羽色は茶色、青銅色、鈍い緑が主体ですが、首の両側にある白い斑点が暗い森の中でよく目立ちます。
喉には紫色の斑があり、メスではより小さく目立ちにくいです。
森林内部や林縁で筒状の花から吸蜜し、地域によっては給餌台にもよく現れます。
基本情報
| 和名 | チャイロインカハチドリ |
| 英名 | Brown Inca |
| 学名 | Coeligena wilsoni |
| 分布 | コロンビアとエクアドル |
| 生息地 | 主に雲霧林の縁に生息し、森林内部でも見られる ※標高は一般的に700〜1,900mで見られる 1,300m以下で最も普通に見られ、2,400mの高地でも記録 ※おそらく季節的な移動を行いますが、データはほとんどない |
| 大きさ | 全長11〜13cm 体重オス約7.0g、メス約6.5g |
| 鳴き声 | ・さえずりは『ツィップ・ツリーゥ・ツリュー』」のリズムの鳴き方だとされる ・様々な鳴き声があり、「ツィット」や「ツィ・ツィット」という音 「ツィッツィッツィッツィッツィット…ツィッツィッツィ…ツィッツィッツィット…」という連続音 ・飛行中には「短いガラガラ音『トゥルルル』、短いさえずり、高音の『ツリー…ツィー…ツィー…ツィー』」 |
| 花 | Psammisia属、Macleania属、Cavendishia属、Fuchsia属など |
| 巣作り | コケと植物繊維でカップ型の巣を作り、通常は地上2〜3mの小さな木の枝分かれ部分に作る |
| 繁殖 | ・繁殖期は1月〜6月 ・メスだけが2個の卵を15〜16日間抱卵。巣立ちは孵化後22〜26日 |
| 特徴 | 外見(共通):黒いくちばしと目の後ろの白斑が特徴 外見(オス):蛍光紫色の喉と胸の白斑が目立つ 外見(メス):オスより喉の色が淡色気味で、尾の切れ込みが浅い |
分類
| ドメイン | 真核生物 Eukaryota |
| 界 | 動物界 Animalia |
| 門 | 脊索動物門 Chordata |
| 亜門 | 脊椎動物亜門 Vertebrata |
| 綱 | 鳥綱 Aves |
| 目 | アマツバメ目 Apodiformes |
| 科 | ハチドリ科 Trochilidae |
| 属 | インカハチドリ属 Coeligena |
| 種 | チャイロインカハチドリ Coeligena wilsoni |
保全状況
| 絶滅 | —絶滅の | 恐れのある | 状態— | 低危険 | ||
| EX | EW | CR | EN | VU | NT | LC |
亜種
亜種なし
WRITERこの記事の著者
hachidori-zukan
【野鳥観察が人生の目的】憧れのハチドリに会いたくて、図鑑サイトを作りました!ハチドリに会える度に、充実していくであろう当サイト。「ハチドリを知るなら当サイト!」って言っていただけるようなサイトを作っていきますので、見守っていただけると、幸いです!

