チャイロハチドリ

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珍しい種で、かなり大型だが地味な外見を持ちます。
くちばしは比較的短く、熱帯および亜熱帯の森林と林縁に生息するハチドリです。

花のある場所を守る際、他のほとんどのハチドリに対して攻撃的になることがあります。

主に山麓地帯に生息し、季節によって低地まで移動します。

性別による違いはほとんどありません。
全体的に灰褐色で、幅広い淡色の口髭模様、暗色の喉の斑、暗い紫色の耳羽があり、耳羽は立てることができます。
尾には幅広い黒っぽい亜端帯があり、腰の羽毛には明るい錆色の縁取りがあります。

基本情報

和名チャイロハチドリ
英名Brown Violetear
学名Colibri delphinae
分布中央アメリカ、南アメリカ西部および北部
※トリニダード島とブラジルのバイーア州には隔離個体群が存在
生息地山岳地帯、熱帯雨林の樹冠部、背の高い二次林やコーヒー農園、林縁や開けた場所など
※繁殖地は標高400〜1,600mの森林
※営巣期以外には低地へ広く分散
大きさ全長11.5cm、体重6.5〜7g
鳴き声「チット」と言う力強い繰り返し
小さな花
巣作り・植物の綿毛で作られた小さなカップ型
・低木の小枝に跨がるように設置され、地上1〜3mの高さにある
繁殖・繁殖地は標高400〜1,600mの森林
・数十羽のオスが緩やかなレックを形成
・オスは集団で求愛行動を行う
・メスは2個の白い卵を産む
特徴オスとメスの外見はほぼ同じ
外見(メス):喉の斑がより小さい
外見(幼鳥):上面の羽毛に赤褐色の縁取りがあり、目の後ろの紫色はほとんどないか全くない

分類

ドメイン真核生物 Eukaryota
動物界 Animalia
脊索動物門 Chordata
亜門脊椎動物亜門 Vertebrata
鳥綱 Aves
アマツバメ目 Apodiformes
ハチドリ科 Trochilidae
アオミミハチドリ属 Colibri
チャイロハチドリ Colibri delphinae

保全状況

絶滅—絶滅の恐れのある状態—低危険
EXEWCRENVUNTLC
低危険種 Least Concern (IUCN 3.1) / ワシントン条約 CITES Appendix II (CITES)

近縁種との関わり

より高い標高では近縁種のヒメミドリハチドリ(C. cyanotus)に置き換わりますが、両種の分布域は広く重なり合っています。

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WRITERこの記事の著者

hachidori-zukan

hachidori-zukan

【野鳥観察が人生の目的】憧れのハチドリに会いたくて、図鑑サイトを作りました!ハチドリに会える度に、充実していくであろう当サイト。「ハチドリを知るなら当サイト!」って言っていただけるようなサイトを作っていきますので、見守っていただけると、幸いです!