フチオハチドリ

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中型のハチドリで、ほぼ暗緑色で、目立つ黄褐色の下翼面とほぼ黄褐色の尾を持ちます。
かなり短く、まっすぐなくちばしで、オスとメスの見た目は似ています。

ベネズエラからエクアドルまでの雲霧林に生息し、主に標高1,500〜2,400mに分布します。

通常、樹木の中層から上層で採餌します。
フィーダーを訪れ、そこで他のハチドリに対して攻撃的に縄張りを防衛します。

基本情報

和名フチオハチドリ
英名Buff-tailed Coronet
学名Boissonneaua flavescens
分布コロンビア、エクアドル、ベネズエラ
生息地湿潤から多雨の山地林、雲霧林、矮性林の内部と縁、開けた低木地域
※標高は2,000〜3,500mの範囲に分布
※季節的な移動を行わない留鳥
大きさ全長11〜12cm、体重7.3〜8.8g
鳴き声さえずり:単独の高音の『ツィット』という音の連続がさえずりと考えられている
※時には近くにいる同種の数羽と一緒にさえずる
他の鳴き声:甲高いさえずり音で、上昇する笛のような音と
どもるようなガラガラ音を伴うものも出し、特に他のハチドリと相互作用する際に発する
Cavendishia属、Palicourea属、Disterigma属、Huilaea属など
巣作り・コケと地衣類のカップ型の巣
・通常地上3〜10mの間の枝に作られる
繁殖・繁殖期は11月から3月
・メスが2個の卵を産み抱卵する
特徴オスとメスで外見は似ている
外見(メス):下面により多くの黄褐色、尾の青銅色がより限定的、オスより黄褐色が多い

分類

ドメイン真核生物 Eukaryota
動物界 Animalia
脊索動物門 Chordata
亜門脊椎動物亜門 Vertebrata
鳥綱 Aves
アマツバメ目 Apodiformes
ハチドリ科 Trochilidae
フチオハチドリ属 Boissonneaua
フチオハチドリ Boissonneaua flavescens

保全状況

絶滅—絶滅の恐れのある状態—低危険
EXEWCRENVUNTLC
低危険種 Least Concern (IUCN 3.1) / ワシントン条約 CITES Appendix II (CITES)

亜種

2亜種があります。

  • 基亜種B. f. flavescens
  • B. f. tinochlora

B. f. tinochloraの両性の黄褐色部分はくすんだ黄赤色がかっており、尾羽の先端により多くの青銅色があります。

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hachidori-zukan

hachidori-zukan

【野鳥観察が人生の目的】憧れのハチドリに会いたくて、図鑑サイトを作りました!ハチドリに会える度に、充実していくであろう当サイト。「ハチドリを知るなら当サイト!」って言っていただけるようなサイトを作っていきますので、見守っていただけると、幸いです!