アオボウシモリハチドリ

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常緑樹林やその周縁、熱帯低地の渓流近くを好み、
主に薄暗い林床の低〜中層で採餌するが、林縁や開けた場所のフィーダーにも現れる。

オスは全身が暗く見えるが、深く2つに分かれた長い尾と、輝くエメラルドと紫の羽が特徴。
メスは全体的に地味で、黒いくちばし、緑が混じった脇腹、青黒い尾に白い角斑をもつ。

基本情報

和名アオボウシモリハチドリ
英名Crowned Woodnymph
学名Thalurania colombica
分布ベリーズ、グアテマラ、ホンジュラス、
ニカラグア、パナマ、コロンビア、エクアドル北部、ペルー北部など
生息地湿潤な森や雲霧林、コーヒー・カカオ畑など
大きさ・全長:オス9.5〜11.5cm、メス8.5〜9.2cm
・体重:オス4〜5.5g、メス3.5〜4.2g
鳴き声鳴き声は高く「キスッ、キスッ」と繰り返す単調な音
短い乾いた音やトリル状のさえずりも発します
巣作り葉の下に小さなカップ状の巣
繁殖2個の卵を産む。抱卵期間や巣立ちまでの日数は不明。
繁殖期は地域によって異なり、コスタリカでは2〜6月、コロンビアでは2〜9月頃
特徴外見(オス):紫の冠と腹、青緑の背、青黒の二叉尾
外見(メス):緑の背、灰色の腹、尾羽に白斑

分類

ドメイン真核生物 Eukaryota
動物界 Animalia
脊索動物門 Chordata
亜門脊椎動物亜門 Vertebrata
鳥綱 Aves
アマツバメ目 Apodiformes
ハチドリ科 Trochilidae
エンビモリハチドリ属 Thalurania
アオボウシモリハチドリ Thalurania colombica

保全状況

絶滅—絶滅の恐れのある状態—低危険
EXEWCRENVUNTLC
低危険種 Least Concern (IUCN 3.1) / ワシントン条約 CITES Appendix II (CITES)

亜種

7〜8亜種が知られています。

  • T. c. townsendi Ridgway, 1888
  • T. c. venusta (Gould, 1851)
  • T. c. colombica (Bourcier, 1843)
  • T. c. rostrifera Phelps & Phelps Jr, 1956
  • T. c. fannyae (Delattre & Bourcier, 1846)
  • T. c. subtropicalis Griscom, 1932
  • T. c. verticeps (Gould, 1851)
  • T. c. hypochlora Gould, 1871

本種は1843年にフランスの鳥類学者ブールシエによってコロンビアで発見されました。

現在はThalurania属に分類され、7〜8亜種が認められています。
地域ごとに体色や喉・腹部の輝きに違いが見られます。

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WRITERこの記事の著者

hachidori-zukan

hachidori-zukan

【野鳥観察が人生の目的】憧れのハチドリに会いたくて、図鑑サイトを作りました!ハチドリに会える度に、充実していくであろう当サイト。「ハチドリを知るなら当サイト!」って言っていただけるようなサイトを作っていきますので、見守っていただけると、幸いです!