この記事は約 4 分で読めます
常緑樹林やその周縁、熱帯低地の渓流近くを好み、
主に薄暗い林床の低〜中層で採餌するが、林縁や開けた場所のフィーダーにも現れる。
オスは全身が暗く見えるが、深く2つに分かれた長い尾と、輝くエメラルドと紫の羽が特徴。
メスは全体的に地味で、黒いくちばし、緑が混じった脇腹、青黒い尾に白い角斑をもつ。
基本情報
| 和名 | アオボウシモリハチドリ |
| 英名 | Crowned Woodnymph |
| 学名 | Thalurania colombica |
| 分布 | ベリーズ、グアテマラ、ホンジュラス、 ニカラグア、パナマ、コロンビア、エクアドル北部、ペルー北部など |
| 生息地 | 湿潤な森や雲霧林、コーヒー・カカオ畑など |
| 大きさ | ・全長:オス9.5〜11.5cm、メス8.5〜9.2cm ・体重:オス4〜5.5g、メス3.5〜4.2g |
| 鳴き声 | 鳴き声は高く「キスッ、キスッ」と繰り返す単調な音 短い乾いた音やトリル状のさえずりも発します |
| 巣作り | 葉の下に小さなカップ状の巣 |
| 繁殖 | 2個の卵を産む。抱卵期間や巣立ちまでの日数は不明。 繁殖期は地域によって異なり、コスタリカでは2〜6月、コロンビアでは2〜9月頃 |
| 特徴 | 外見(オス):紫の冠と腹、青緑の背、青黒の二叉尾 外見(メス):緑の背、灰色の腹、尾羽に白斑 |
分類
| ドメイン | 真核生物 Eukaryota |
| 界 | 動物界 Animalia |
| 門 | 脊索動物門 Chordata |
| 亜門 | 脊椎動物亜門 Vertebrata |
| 綱 | 鳥綱 Aves |
| 目 | アマツバメ目 Apodiformes |
| 科 | ハチドリ科 Trochilidae |
| 属 | エンビモリハチドリ属 Thalurania |
| 種 | アオボウシモリハチドリ Thalurania colombica |
保全状況
| 絶滅 | —絶滅の | 恐れのある | 状態— | 低危険 | ||
| EX | EW | CR | EN | VU | NT | LC |
亜種
7〜8亜種が知られています。
- T. c. townsendi Ridgway, 1888
- T. c. venusta (Gould, 1851)
- T. c. colombica (Bourcier, 1843)
- T. c. rostrifera Phelps & Phelps Jr, 1956
- T. c. fannyae (Delattre & Bourcier, 1846)
- T. c. subtropicalis Griscom, 1932
- T. c. verticeps (Gould, 1851)
- T. c. hypochlora Gould, 1871
本種は1843年にフランスの鳥類学者ブールシエによってコロンビアで発見されました。
現在はThalurania属に分類され、7〜8亜種が認められています。
地域ごとに体色や喉・腹部の輝きに違いが見られます。
WRITERこの記事の著者
hachidori-zukan
【野鳥観察が人生の目的】憧れのハチドリに会いたくて、図鑑サイトを作りました!ハチドリに会える度に、充実していくであろう当サイト。「ハチドリを知るなら当サイト!」って言っていただけるようなサイトを作っていきますので、見守っていただけると、幸いです!

