チャムネテリハチドリ

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標高1,000〜2,200mのアンデス雲霧林に生息する中型のハチドリです。
温かみのある黄褐色の下面と緑色の上面を持ち、かなり特徴的です。

くちばしはかなり長く、先端がわずかに下に曲がっています。孤立したピンク色の喉の斑があります。
メスはオスに似ていますが、下面により多くの緑色の斑点があり、喉の斑は通常より小さいか存在しません。

森林内の低い位置では通常珍しいですが、給餌場ではかなり普通に見られることがあります。

基本情報

和名チャムネテリハチドリ
英名Fawn-breasted Brilliant
学名Heliodoxa rubinoides
分布ボリビア、コロンビア、エクアドル、ペルー
生息地熱帯林
※さまざまな亜種が異なる山斜面を占有
大きさ全長11〜13cm
体重オス約7.0g、メス約6.5g
鳴き声・「チック」という音の連続
・「スイ・スイ・スイ・スウ」という鳴き声
Psammisia属、Macleania属、Cavendishia属、Fuchsia属など
巣作り・メスが低木や樹木に作る
・植物繊維、クモの糸、動物の毛、綿毛で作られ、外側にはカモフラージュのためにコケが張り付けられている
繁殖・2個の白い卵を産み、抱卵期間は約12日、ヒナは約20日で巣立つ
・繁殖期にのみ社会的
・オスはメスの前でU字型の飛行パターンを描いて求愛ディスプレイを行う
・つがいの絆はなく、オスは営巣や育雛に関与しない
・オスもメスも複数のパートナーと交尾する
特徴オスとメスの外見はほぼ同じ
外見(メス):オスに似ていますが、下面により多くの緑色の斑点があり、喉の斑は通常より小さいか存在しない

分類

ドメイン真核生物 Eukaryota
動物界 Animalia
脊索動物門 Chordata
亜門脊椎動物亜門 Vertebrata
鳥綱 Aves
アマツバメ目 Apodiformes
ハチドリ科 Trochilidae
テリハチドリ属 Heliodoxa
チャムネテリハチドリ Heliodoxa rubinoides

保全状況

絶滅—絶滅の恐れのある状態—低危険
EXEWCRENVUNTLC
低危険種 Least Concern (IUCN 3.1) / ワシントン条約 CITES Appendix II (CITES)

亜種

3亜種があります。

  • Heliodoxa rubinoides aequatorialis(コロンビアとエクアドル、アンデス山脈西斜面)
  • Heliodoxa rubinoides cervinigularis(エクアドルとペルー、アンデス東斜面)
  • Heliodoxa rubinoides rubinoides(コロンビア、中央および東部アンデス)
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WRITERこの記事の著者

hachidori-zukan

hachidori-zukan

【野鳥観察が人生の目的】憧れのハチドリに会いたくて、図鑑サイトを作りました!ハチドリに会える度に、充実していくであろう当サイト。「ハチドリを知るなら当サイト!」って言っていただけるようなサイトを作っていきますので、見守っていただけると、幸いです!