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中型のハチドリで、オスはほとんどが緑色です。のどは青色で、腹部は輝くエメラルドと青色をしていて、下尾筒は青色です。
メスは下面が淡い黄褐色で、まだら模様に見えます。
オスとメスの両方とも脚の付け根に目立つ大きな「白い羽毛飾り」があります。これはフチオハチドリ(Buff-tailed Coronet)の白い羽毛飾りよりもかなり大きいです。
アンデス山脈の温帯地域で見られます。
多くの場合、森の縁に生息しています。
基本情報
| 和名 | ヒカリワタアシハチドリ |
| 英名 | Glowing Puffleg |
| 学名 | Eriocnemis vestita |
| 分布 | コロンビア、エクアドル、ペルー、ベネズエラ |
| 生息地 | 比較的開けた様々な場所に生息 主に雲霧林の縁に生息し、低木の生えた斜面や草の生い茂った牧草地、パラモにも生息します。 時にはより密な亜熱帯林にも現れる ※標高は2,300〜4,200mの範囲(ほとんどは2,800〜3,500mの間で見られる) ※定住性 |
| 大きさ | 全長:9〜10cm 体重:オス3.3〜7.2g、メス3.6〜5.3g |
| 鳴き声 | 不規則な間隔で繰り返さる「金属的な単音の ‘tseek’」 「tsi-tseek」と二重になることもある 止まっている時もホバリングしている時も発せられる |
| 花 | 花冠が短い低木の花 |
| 巣作り | しばしば草むらの中に作られること以外は情報なし |
| 繁殖 | ・少なくともコロンビアの東部アンデスでは、7月を除いて毎月巣作りをしている ・メスが二つの白い卵を抱卵します。抱卵期間と巣立ちまでの期間は不明 |
| 特徴 | 外見(オス):輝く緑と紫ののど 外見(メス):オスよりも地味な色で、下面が淡い黄褐色で、まだら模様 |
分類
| ドメイン | 真核生物 Eukaryota |
| 界 | 動物界 Animalia |
| 門 | 脊索動物門 Chordata |
| 亜門 | 脊椎動物亜門 Vertebrata |
| 綱 | 鳥綱 Aves |
| 目 | アマツバメ目 Apodiformes |
| 科 | ハチドリ科 Trochilidae |
| 属 | ワタアシハチドリ属 Eriocnemis |
| 種 | ヒカリワタアシハチドリ Eriocnemis vestita |
保全状況
| 絶滅 | —絶滅の | 恐れのある | 状態— | 低危険 | ||
| EX | EW | CR | EN | VU | NT | LC |
亜種
4亜種があります。
- E. v. paramillo(チャップマン、1917年)
- E. v. vestita(レッソン、1838年)
- E. v. smaragdinipectus(グールド、1868年)
- E. v. arcosae(シュフマン、ウェラー、ヘイネン、2001年)
亜種ごとの分布域
- E. v. paramillo:コロンビアの西部アンデスと中央アンデスの北部です。主にアンティオキア県で見られる
- E. v. vestita:ベネズエラ北西部のメリダ州からコロンビア東部および中央アンデスを通りクンディナマルカ県とウイラ県まで分布
- E. v. smaragdinipectus:コロンビア南部のカウカ県にある中央アンデスから南です。エクアドルのカニャール県まで及ぶ
- E. v. arcosae:エクアドル南部のアズアイ県からペルー最北部のピウラ県とカハマルカ県までのアンデス山脈で見られる
亜種ごとの外見の違い
- E. v. paramilloは基亜種と似ています。しかし紫色ののどの周りの金緑色の縁取りがない
- E. v. smaragdinipectusのオスは四亜種の中で最も大きな紫色ののどの斑を持つ
- E. v. arcosaeはsmaragdinipectusに似ています。しかし腰と上尾筒は黄緑色で、それが下背まで伸びています。オスは基亜種よりもくちばしが短く、腹部がより灰色がかる
WRITERこの記事の著者
hachidori-zukan
【野鳥観察が人生の目的】憧れのハチドリに会いたくて、図鑑サイトを作りました!ハチドリに会える度に、充実していくであろう当サイト。「ハチドリを知るなら当サイト!」って言っていただけるようなサイトを作っていきますので、見守っていただけると、幸いです!

