ビロードテンシハチドリ

この記事は約 4 分で読めます

本種は他の種と見間違えることはなく、良い光の下では、きらめくピンクがかった紫色ののどが非常に特徴的です。また、常に目立つ白い胸の帯も特徴です。

中型のハチドリで、くちばしは比較的短くまっすぐです。
他のテンシハチドリ属と同じく、着地後に数秒間翼を広げたままにします。

アンデス山脈の西側斜面における「唯一のテンシハチドリ属」であり、限られた範囲に生息します。
主にエクアドルに生息していますが、かろうじてコロンビアにも分布します。

標高1,700〜2,300mの上部亜熱帯域という比較的狭い範囲で見られます。
雲霧林の内部、縁、庭園のあらゆる高さで見られます。
しかし、森の中層で最も頻繁に見られます。フィーダーにもやって来ます。

基本情報

和名ビロードテンシハチドリ
英名Gorgeted Sunangel
学名Heliangelus strophianus
分布コロンビア、エクアドル
生息地湿潤な山地林の下部に生息
森林の低木が生い茂る境界や茂みでも見られ、森林内では湿った渓谷を好む
※標高は1,200〜2,800mの範囲に及び、高い標高では稀
※季節性の標高移動を行うと考えられている
大きさ全長10〜11cm、体重約5.3g
鳴き声さえずり:2〜3個の甲高い ‘pseee’ 音が繰り返される連続音で、その後にわずかに低い音の「tsip」音が続く
地鳴き:乾いたおしゃべりの後にまろやかな音の ‘kr..krr..krr..whee..’ が続くと表現される。また甲高いさえずりも発する
詳細な情報なし
巣作り詳細な情報なし
繁殖・繁殖期は主に10月〜12月
・メスが2つの白い卵を抱卵
・その他不明
特徴オスとメスで外見はほぼ同じ
外見(オス):くちばしのすぐ上に小さな輝く緑色の額の羽毛を持つ
のどから上胸にかけての「えり飾り」は輝くバラ色から紫色で、その下に白い胸帯がある
外見(メス):あごは暗い灰色がかった茶色。羽の縁は白く、時には輝くバラ色の羽毛が少し見られる
外見(幼鳥):メスに似ている。ただし白い胸帯はより狭い。

分類

ドメイン真核生物 Eukaryota
動物界 Animalia
脊索動物門 Chordata
亜門脊椎動物亜門 Vertebrata
鳥綱 Aves
アマツバメ目 Apodiformes
ハチドリ科 Trochilidae
テンシハチドリ属 Heliangelus
ビロードテンシハチドリ Heliangelus strophianus

保全状況

絶滅—絶滅の恐れのある状態—低危険
EXEWCRENVUNTLC
低危険種 Least Concern (IUCN 3.1) / ワシントン条約 CITES Appendix II (CITES)

亜種

亜種なし

似た種

羽色を見ると、フジノドハチドリ(Purple-throated Woodstar)と混同されるかもしれません。
しかしビロードテンシハチドリはより大きく、飛行スタイルがかなり異なります。

世界で一番美しいハチドリ図鑑
数少ない日本のハチドリ図鑑!
様々な情報源からハチドリをもっと知ろう!

※下の各種リンクボタンはアフィリエイトリンクになっています

WRITERこの記事の著者

hachidori-zukan

hachidori-zukan

【野鳥観察が人生の目的】憧れのハチドリに会いたくて、図鑑サイトを作りました!ハチドリに会える度に、充実していくであろう当サイト。「ハチドリを知るなら当サイト!」って言っていただけるようなサイトを作っていきますので、見守っていただけると、幸いです!