ハイバラケンバネハチドリ

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アマゾニアの湿潤林と半開放的な環境に生息する大型のハチドリです。

下面は地味な灰色、上面は虹色の緑色です。
白い先端を持つ大きな暗色の尾が特徴的です
また、かなり太くわずかに下向きのくちばしと、目の後ろの白い斑点にも識別ポイントになります。

主に森林の空き地や、縁辺部、倒木ギャップ、庭園などの他の半開放的な環境に生息します。
低層から中層で採餌します。

基本情報

和名ハイバラケンバネハチドリ
英名Gray-breasted sabrewing
学名Campylopterus largipennis
分布ボリビア、ブラジル、エクアドル、ギアナ地方、ペルー、ベネズエラ
生息地湿潤な原生林と二次林、それらの中の空き地、農園など
※標高100〜800mの範囲に分布している
※定住性
大きさ全長12.4〜14.9cm
体重オス9〜10g、メス7〜8g
鳴き声地鳴き:「チュ、チュ」と丸みのある高音の連続音
さまざまな植物
巣作り・コケでできたカップ状の巣
・柔らかい種子の材料で内側を覆い、外側を地衣類で飾る
・通常、滝や流水の近くで、地上約1m以内に、水平な枝に鞍のように置くか、垂れ下がった小枝に固定します
繁殖抱卵期間と巣立ちまでの期間は不明
特徴外見はオスとメスでほぼ違いはない

分類

ドメイン真核生物 Eukaryota
動物界 Animalia
脊索動物門 Chordata
亜門脊椎動物亜門 Vertebrata
鳥綱 Aves
アマツバメ目 Apodiformes
ハチドリ科 Trochilidae
ケンバネハチドリ属 Campylopterus
ハイバラケンバネハチドリ Campylopterus largipennis

保全状況

絶滅—絶滅の恐れのある状態—低危険
EXEWCRENVUNTLC
低危険種 Least Concern (IUCN 3.1) / ワシントン条約 CITES Appendix II (CITES)

亜種

3亜種があります。

  • 基亜種C. l. largipennis(Boddaert, 1783)
  • C. l. obscurus Gould, 1848
  • C. l. aequatorialis Gould, 1861

亜種ごとの分布域

  • C. l. largipennis: ベネズエラ東部、ギアナ地方、リオネグロ西方までのブラジル北部
  • C. l. obscurus: ブラジル北東部
  • C. l. aequatorialis: コロンビア東部とブラジル北西部から、エクアドル東部とペルー東部を経て、ボリビア北部まで

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WRITERこの記事の著者

hachidori-zukan

hachidori-zukan

【野鳥観察が人生の目的】憧れのハチドリに会いたくて、図鑑サイトを作りました!ハチドリに会える度に、充実していくであろう当サイト。「ハチドリを知るなら当サイト!」って言っていただけるようなサイトを作っていきますので、見守っていただけると、幸いです!