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大型のハチドリで、分布はアンデス東斜面の南コロンビアからエクアドルにかけての限られた地域にあります。
全体に青銅がかった緑色で、喉は青色。嘴は非常に長くまっすぐです。
尾羽に明瞭な白い斑があり、特に飛翔中によく目立ちます。
個体数は多くなく、時折フィーダーを訪れることもありますが、森林内、特に渓流や滝の周辺で見られることが多いです。
標高はおおよそ1100〜2000メートルの範囲に生息しています。
基本情報
| 和名 | オジロルリムネハチドリ |
| 英名 | Green-backed Hillstar |
| 学名 | Urochroa leucura |
| 分布 | コロンビア南部〜エクアドル東部〜ペルー北東部 |
| 生息地 | 成熟した山地林やその縁、二次林、低木の斜面、渓流沿いなど ※標高:コロンビアとエクアドルでは1600〜2800m、特に1800m付近で多く見られる ペルーでは800〜1500mに分布 ※基本的に定住性ですが、季節的な標高移動を行う場合もある |
| 大きさ | 全長13〜14cm、体重約8.7g。 |
| 鳴き声 | 「tseee」「twit」などの連続音 |
| 花 | 主な吸蜜植物はInga属、Bomarea属、Psammisia属、Cavendishia属 |
| 巣作り | 情報なし |
| 繁殖 | ほとんど知られていない |
| 特徴 | オスとメスはほぼ同色 ※メスの方がやや色が鈍い傾向 |
分類
| ドメイン | 真核生物 Eukaryota |
| 界 | 動物界 Animalia |
| 門 | 脊索動物門 Chordata |
| 亜門 | 脊椎動物亜門 Vertebrata |
| 綱 | 鳥綱 Aves |
| 目 | アマツバメ目 Apodiformes |
| 科 | ハチドリ科 Trochilidae |
| 属 | Urochroa属 Gould, 1856 |
| 種 | オジロルリムネハチドリ Urochroa leucura |
保全状況
| 絶滅 | —絶滅の | 恐れのある | 状態— | 低危険 | ||
| EX | EW | CR | EN | VU | NT | LC |
亜種
亜種なし
Urochroa属に属するのは2種のみです。
「ヒルスター」という名を共有していますが、Oreotrochilus属のヒルスター類とは系統的に大きく異なります。
似た種
ルリムネケンバネハチドリ(Lazuline Sabrewing)やキンボウシハチドリ(Napo Sabrewing)に似るが、くちばしが直線的で尾が白いです。
WRITERこの記事の著者
hachidori-zukan
【野鳥観察が人生の目的】憧れのハチドリに会いたくて、図鑑サイトを作りました!ハチドリに会える度に、充実していくであろう当サイト。「ハチドリを知るなら当サイト!」って言っていただけるようなサイトを作っていきますので、見守っていただけると、幸いです!

