オジロルリムネハチドリ

この記事は約 4 分で読めます

大型のハチドリで、分布はアンデス東斜面の南コロンビアからエクアドルにかけての限られた地域にあります。

全体に青銅がかった緑色で、喉は青色。嘴は非常に長くまっすぐです。
尾羽に明瞭な白い斑があり、特に飛翔中によく目立ちます。

個体数は多くなく、時折フィーダーを訪れることもありますが、森林内、特に渓流や滝の周辺で見られることが多いです。
標高はおおよそ1100〜2000メートルの範囲に生息しています。

基本情報

和名オジロルリムネハチドリ
英名Green-backed Hillstar
学名Urochroa leucura
分布コロンビア南部〜エクアドル東部〜ペルー北東部
生息地成熟した山地林やその縁、二次林、低木の斜面、渓流沿いなど
※標高:コロンビアとエクアドルでは1600〜2800m、特に1800m付近で多く見られる
ペルーでは800〜1500mに分布
※基本的に定住性ですが、季節的な標高移動を行う場合もある
大きさ全長13〜14cm、体重約8.7g。
鳴き声「tseee」「twit」などの連続音
主な吸蜜植物はInga属、Bomarea属、Psammisia属、Cavendishia属
巣作り情報なし
繁殖ほとんど知られていない
特徴オスとメスはほぼ同色
※メスの方がやや色が鈍い傾向

分類

ドメイン真核生物 Eukaryota
動物界 Animalia
脊索動物門 Chordata
亜門脊椎動物亜門 Vertebrata
鳥綱 Aves
アマツバメ目 Apodiformes
ハチドリ科 Trochilidae
Urochroa属 Gould, 1856
オジロルリムネハチドリ Urochroa leucura

保全状況

絶滅—絶滅の恐れのある状態—低危険
EXEWCRENVUNTLC
低危険種 Least Concern (IUCN 3.1) / ワシントン条約 CITES Appendix II (CITES)

亜種

亜種なし

Urochroa属に属するのは2種のみです。
「ヒルスター」という名を共有していますが、Oreotrochilus属のヒルスター類とは系統的に大きく異なります。

似た種

ルリムネケンバネハチドリ(Lazuline Sabrewing)やキンボウシハチドリ(Napo Sabrewing)に似るが、くちばしが直線的で尾が白いです。

世界で一番美しいハチドリ図鑑
数少ない日本のハチドリ図鑑!
様々な情報源からハチドリをもっと知ろう!

※下の各種リンクボタンはアフィリエイトリンクになっています

WRITERこの記事の著者

hachidori-zukan

hachidori-zukan

【野鳥観察が人生の目的】憧れのハチドリに会いたくて、図鑑サイトを作りました!ハチドリに会える度に、充実していくであろう当サイト。「ハチドリを知るなら当サイト!」って言っていただけるようなサイトを作っていきますので、見守っていただけると、幸いです!