ミドリビタイヤリハチドリ

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長くまっすぐなくちばしを持つ、かなり大型のハチドリです。

全体的に鈍い緑がかった色で、虹色の緑色の額と青銅色の後頭部があります。メスはオスに似ていますが、下面がより淡い褐色です。

森林性のハチドリで、最も多く山地の渓流と関連しています。
観察する最良の方法は、川岸の花の群落で待つことです。

基本情報

和名ミドリビタイヤリハチドリ
英名Green-fronted Lancebill
学名Doryfera ludovicae
分布コスタリカ、パナマ、ベネズエラからボリビアまで
生息地アンデス山脈の雲霧林
大きさ全長11–13cm、体重オス5.9–7.1g、メス5.5–6.0 g
※くちばしの長さ2.9cm〜3.65cm
鳴き声「チィ」や「チュ」と聞こえる短音の連続
単一の種に特定されず、湾曲した花冠を持つ花など
巣作り・巣作りはメスのみ
・垂直な張り出し部分の側面の巣が雨などに守られている場所に作られる巣
・材料はほとんどの場合、クモの巣、コケ、地衣類の組み合わせ
・時には、岩壁ではなく崖の張り出し部分に生えているコケの内側に吊り下げて巣が作られることもある
・巣は、速く流れる淡水の近くまたはその上部に作られる傾向がある
繁殖抱卵期間は20〜21日で、巣立ちは孵化後29〜30日
特徴オスとメスで外見はほぼ同じ
外見(メス):情報源により額の羽毛の濃さが、かろうじて見える程度からオスと変わらないまで幅がある

分類

ドメイン真核生物 Eukaryota
動物界 Animalia
脊索動物門 Chordata
亜門脊椎動物亜門 Vertebrata
鳥綱 Aves
アマツバメ目 Apodiformes
ハチドリ科 Trochilidae
ヤリハチドリ属 Doryfera
ミドリビタイヤリハチドリ Doryfera ludovicae

保全状況

絶滅—絶滅の恐れのある状態—低危険
EXEWCRENVUNTLC
低危険種 Least Concern (IUCN 3.1) / ワシントン条約 CITES Appendix II (CITES)

亜種

2亜種があります。

  • D. ludovicae ludovicae
  • D. ludovicae veraguensis

似た種

ミドリビタイヤリハチドリは、一部が同じ地域に生息するスミレビタイヤリハチドリ(D. johannae)と区別されます。

ミドリビタイヤリハチドリは明るい緑色の前冠(スミレビタイヤリハチドリは青色)を持ちます。
また、より「高い標高」を好むことでも区別されます

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WRITERこの記事の著者

hachidori-zukan

hachidori-zukan

【野鳥観察が人生の目的】憧れのハチドリに会いたくて、図鑑サイトを作りました!ハチドリに会える度に、充実していくであろう当サイト。「ハチドリを知るなら当サイト!」って言っていただけるようなサイトを作っていきますので、見守っていただけると、幸いです!