ハイイロアシゲハチドリ

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エクアドル北西部とコロンビア西部のアンデス中標高の雲霧林に限定される地味なハチドリです。
稀な種です。

ほぼ鈍い緑色ですが、下面はより灰色で白い鱗模様があります。
また、頭頂と腰の銅色がかった色調も特徴です。

白い脚の房はオスでは通常目立ちますが、メスと幼鳥ではずっと小さく、腹部の羽毛の後ろに隠れることがあります。

通常、森林内部の低い位置で採餌している様子が見られ、しばしば渓流の近くにいます。

基本情報

和名ハイイロアシゲハチドリ
英名Hoary Puffleg
学名Eriocnemis vestita
分布コロンビア、エクアドル
生息地雲霧林や、その他の熱帯・亜熱帯林の縁に生息
低木の生える土地にも生息
流れの近くの低く密な植生の中に留まる傾向がある
※コロンビアでは標高1,200から2,000mの間で記録。局所的には2,500mほどの高さでも見られます。エクアドルでの記録は標高1,525から2,100mに及ぶ
※季節的な移動を行わない留鳥
大きさ全長9〜10cm、体重5〜6g
鳴き声「tzik」または「tsi-tsik」という甲高い声を不規則に繰り返す
Besleria sp.やPalicourea sp.など花冠が短い花を主に利用し、
Thibaudia sp.やノボタン科、クズウコン科なども
巣作り・巣作り5月と8月に記録されている
・コケとクモの糸で作られた吊り下げ型のカップ状または球状
・雨から守るため、シダやその他の大きな葉の裏側に作られる
・通常、地面から0.5〜2mの高さにあります。
繁殖メスは2個の白い卵を15〜17日間温め、孵化後20〜24日で巣立つ
特徴オスとメスで外見はほぼ同じ
外見(メス):全体的にオスよりくすんだ色
外見(幼鳥):メスに似ている

分類

ドメイン真核生物 Eukaryota
動物界 Animalia
脊索動物門 Chordata
亜門脊椎動物亜門 Vertebrata
鳥綱 Aves
アマツバメ目 Apodiformes
ハチドリ科 Trochilidae
ワタアシハチドリ属 Eriocnemis
ハイイロアシゲハチドリ Eriocnemis vestita

保全状況

絶滅—絶滅の恐れのある状態—低危険
EXEWCRENVUNTLC
近危急種(準絶滅危惧種)Near Threatened (IUCN 3.1) / ワシントン条約 CITES Appendix II (CITES)

亜種

亜種なし

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WRITERこの記事の著者

hachidori-zukan

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【野鳥観察が人生の目的】憧れのハチドリに会いたくて、図鑑サイトを作りました!ハチドリに会える度に、充実していくであろう当サイト。「ハチドリを知るなら当サイト!」って言っていただけるようなサイトを作っていきますので、見守っていただけると、幸いです!