ミドリハチドリ

この記事は約 4 分で読めます

中型のハチドリで、全体がきらめく緑色で、目立つ青色または紫色の頬の斑があります。
くちばしはわずかに下に湾曲しています。オスとメスの外見は似ています。

森林で単独で見られ、かなり普通であることがあります。
またフィーダーや庭園も訪れます。
絶え間ない細かく刻んださえずりも特徴的です。

基本情報

和名ミドリハチドリ
英名Lesser Violetear
学名Colibri cyanotus
分布コスタリカ南部からアンデスとアルゼンチン、東はベネズエラまで
生息地森林地帯
※標高は1,500〜3,300mで記録されますが、時には900mまで下ることもある
大きさ全長9.7〜12cm、体重4.8〜5.6g
※くちばしの長さ1.8〜2.5cm
鳴き声さえずり:単独のオスが毎日、縄張りの高く露出した小枝からさえずる
そのさえずりは単調に繰り返される鋭く乾いた「ツ・ツィーク」で、約1秒に1回の割合
インガの木
巣作り・巣は小さく、さまざまな植物材料、クモの糸、綿毛を織り合わせて丈夫なカップ型
・葉が茂った低い小さな水平な枝に作る
・通常地上3〜10mの間の枝に作られる
繁殖・繁殖期は雨季から乾季の初め
・2個の小さな白い卵をメスが単独で抱卵し、抱卵期間は14〜18日。
・その他の情報は不明
特徴オスとメスで外見は似ている

分類

ドメイン真核生物 Eukaryota
動物界 Animalia
脊索動物門 Chordata
亜門脊椎動物亜門 Vertebrata
鳥綱 Aves
アマツバメ目 Apodiformes
ハチドリ科 Trochilidae
アオミミハチドリ属 Colibri
ミドリハチドリ Colibri cyanotus

保全状況

絶滅—絶滅の恐れのある状態—低危険
EXEWCRENVUNTLC
ワシントン条約 CITES Appendix II (CITES)

情報不明

※ミドリハチドリとMexican Violetearは、かつてはGreen Violetearと同種とされていました。
現在ではミドリハチドリ(Lesser Violetear)とMexican Violetearそれぞれが独立した種になったため、情報が整理されていないことが、保全状況の詳細を不明にしているものと考えられます。

亜種

4亜種があります。

  • C. c. cabanidis (Heine, 1863) – コスタリカ、パナマ西部
  • C. c. crissalis Todd, 1942 – ペルーとボリビア
  • C. c. cyanotus (Bourcier, 1843) – コロンビア、ベネズエラ北西部、エクアドル
  • C. c. kerdeli Aveledo & Perez, 1991 – ベネズエラ北東部

似た種

Mexican Violetearに極めて似ていますが、分布域の重複はありません。

南アメリカのアオミミハチドリはより大型で紫色の腹部を持ちます。

世界で一番美しいハチドリ図鑑
数少ない日本のハチドリ図鑑!
様々な情報源からハチドリをもっと知ろう!

※下の各種リンクボタンはアフィリエイトリンクになっています

WRITERこの記事の著者

hachidori-zukan

hachidori-zukan

【野鳥観察が人生の目的】憧れのハチドリに会いたくて、図鑑サイトを作りました!ハチドリに会える度に、充実していくであろう当サイト。「ハチドリを知るなら当サイト!」って言っていただけるようなサイトを作っていきますので、見守っていただけると、幸いです!