ハシナガハチドリ

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かなり大型のハチドリで、熱帯低地の湿潤常緑樹林と林縁に生息する珍しい種です。

主に林冠で採餌しますが、開けた場所や小川の上空でも採餌し、ぎこちないヒタキ類のような急降下で昆虫を捕らえます。

非常に長くまっすぐな嘴、幅広い白っぽい口髭模様に縁取られた暗色の喉、ターコイズ色の頭頂部、腰の上の白い斑紋が特徴的です。

オスとメスは似ていますが、幼鳥は成鳥の喉にある赤色(非常に見づらく、喉は通常黒っぽく見える)がありません。

基本情報

和名ハシナガハチドリ
英名Long-billed Starthroat
学名Heliomaster longirostris
分布メキシコ、中央アメリカ、トリニダード、南アメリカの最南端4カ国を除く全域
生息地林縁、孤立した林、樹木のある牧草地、河畔林、二次林など、
さまざまな湿潤半開放の環境に生息
※標高:海抜〜約1500m
※花の開花に合わせて移動はするが、詳細はわかっていない
大きさ全長11〜12cm
体重オス5.5〜7.1g、メス約6.5g
鳴き声さえずり:「フィー、フィー」と細く高い余韻はあるがキレのある声を間隔をあけて発する
地鳴き:「チュ」「チュィ」と聞こえる高く丸みのある声を間隔を開けて発する
大木の花を好むが、つる植物、低木、ヘリコニア属の花にも訪れる
巣作り・植物の綿毛、コケ、苔類でできた浅いカップ状
・クモの糸で固められ、地衣類で覆われている
・通常、地上4.5〜12mの高さの低木、露出した枝、さらには電話線に作られる
繁殖・繁殖期:分布域の北部では、雨季の終わりから乾季の初め
メキシコと中央アメリカでは10月または11月〜2月または3月
中央アメリカでは1シーズンに2回の繁殖が観察されてる
コロンビア北部では少なくとも9月または10月と3月に営巣する
他の地域での詳細は不明
・メスが2個の白い卵を18〜19日間抱卵し、孵化後25〜26日で巣立つ
特徴メスは、頭頂部の青色が大幅に減少するか存在せず、喉の飾り羽はより狭く暗灰色

分類

ドメイン真核生物 Eukaryota
動物界 Animalia
脊索動物門 Chordata
亜門脊椎動物亜門 Vertebrata
鳥綱 Aves
アマツバメ目 Apodiformes
ハチドリ科 Trochilidae
ノドフサハチドリ属 Heliomaster
ハシナガハチドリ Heliomaster longirostris

保全状況

絶滅—絶滅の恐れのある状態—低危険
EXEWCRENVUNTLC
低危険種 Least Concern (IUCN 3.1) / ワシントン条約 CITES Appendix II (CITES)

亜種

3亜種があります。

  • 基亜種H. l. longirostris
  • H. l. pallidicepts
  • H. l. albicrissa

亜種ごとの分布域

  • 亜種H. l. pallidicepsが最も北に分布し、メキシコ南部からベリーズ、グアテマラ、ホンジュラス、エルサルバドルを経てニカラグアまで生息
  • 基亜種H. l. longirostrisが最も広く分布しています。コスタリカからパナマを経て南アメリカに入り、ペルー東部とボリビア東部まで南下し、東はギアナ地方からブラジルの奥深くまで、そしてトリニダードに生息
  • 亜種H. l. albicrissaは西エクアドルと北西ペルーに限定的な分布

亜種ごとの見た目の違い

  • 亜種H. l. pallidicepsは基亜種よりも緑がかった青色の頭頂部を持ち、胸の体側は金色の青銅色
  • 亜種H. l. albicrissaは基亜種と同一ですが、下尾筒がほとんどまたは完全に白色

似た種

ムジボウシノドフサハチドリ

ハシナガハチドリには、通常、目の後ろに白い斑点があり、ムジボウシノドフサハチドリのような白っぽい縞模様ではありません。

また、ムジボウシノドフサハチドリの暗色がかった体ではなく、緑がかった体であることにも識別ポイントです。

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WRITERこの記事の著者

hachidori-zukan

hachidori-zukan

【野鳥観察が人生の目的】憧れのハチドリに会いたくて、図鑑サイトを作りました!ハチドリに会える度に、充実していくであろう当サイト。「ハチドリを知るなら当サイト!」って言っていただけるようなサイトを作っていきますので、見守っていただけると、幸いです!