ニジハチドリ

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ライラック金色〜虹色に輝く腰と尾羽基部を持つ、大型で暗褐色のハチドリです。
他のニジハチドリ属と同様に、ハチドリとしては比例的に短いくちばしを持ちます。

高標高の半乾燥山地の尾根と雲霧林に生息します。

基本情報

和名ニジハチドリ
英名Shining Sunbeam
学名Aglaeactis cupripennis
分布コロンビア、エクアドル、ペルー
生息地亜パラモからパラモに生息し、散在する低木と樹木がある草原
また雲霧林や少数の樹木がある半乾燥した尾根にも生息
※標高では2,500〜4,300mの範囲に分布
※コロンビアでは季節的な標高移動を行う
大きさ全長:12〜13cm
体重:オス7.6〜8.1g、メス6.9〜7.5g
鳴き声さえずり:高音で『ツィップ…チュー…チュー…ツィープ…..ツィップ..チュー…』
地鳴き:単独の上昇する『スウィート』という音と単独の高音の『シー』という音
Embothrium属、Puya属、Fuchsia属を含む多種多様なブロメリア、つる植物、樹木
巣作り・コケとクモの糸で作られたコンパクトなカップ型
・柔らかい植物繊維で裏打ちし、時には外側を樹皮や地衣類で飾る
・枝や着生植物に設置され、通常地上4〜10mですが、時には15mの高さにもなる
繁殖・繁殖期:コロンビアでは3月〜9月、エクアドルでは2月〜4月、ペルーでは11月〜4月
・メスだけが2個の白い卵を16〜18日間抱卵し、巣立ちは孵化後24〜27日
特徴オスとメスで外見はほぼ同じ
外見(メス):腰と尾羽基部の色が鈍い、または金色・緑色が欠如
※地理的変異(オス):北→南で下面が明るく、頭頂が暗く、尾が赤くなる

分類

ドメイン真核生物 Eukaryota
動物界 Animalia
脊索動物門 Chordata
亜門脊椎動物亜門 Vertebrata
鳥綱 Aves
アマツバメ目 Apodiformes
ハチドリ科 Trochilidae
ニジハチドリ属 Aglaeactis
ニジハチドリ Aglaeactis cupripennis

保全状況

絶滅—絶滅の恐れのある状態—低危険
EXEWCRENVUNTLC
低危険種 Least Concern (IUCN 3.1) / ワシントン条約 CITES Appendix II (CITES)

亜種

2亜種があります。

  • 基亜種A. c. cupripennis
  • A. c. caumanonota

A. c. caumanonotaは基亜種と異なり、虹色の紫水晶色の腰と紫がかった紫水晶色の上尾筒を持ちます。

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WRITERこの記事の著者

hachidori-zukan

hachidori-zukan

【野鳥観察が人生の目的】憧れのハチドリに会いたくて、図鑑サイトを作りました!ハチドリに会える度に、充実していくであろう当サイト。「ハチドリを知るなら当サイト!」って言っていただけるようなサイトを作っていきますので、見守っていただけると、幸いです!