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アンデス山脈をはじめとする高標高地帯に広がる草原生態系。
気候は厳しいが、生物多様性が高く、ハチドリの採餌環境としても重要です。
OUTLINE目次
詳細解説
由来・概要
高山草原は標高3,000〜4,800m付近に広がり、昼夜の気温差が大きく、強風や強い紫外線にさらされる環境。
熱帯地域ではパラモやプーナと呼ばれ、低木や草本が優占する。水分が多く、雲霧に覆われることが多い。
植生・特徴
草本植物、ロゼット状の高山植物、多肉質の低木が主。
樹木はほとんど見られず、地表を覆う植生が風や霜から土壌を守る。
水分保持や養分循環に寄与し、流域全体の水源として機能する。
ハチドリとの関わり
高山草原では、花蜜を提供する植物が点在し、ハチドリの重要な採餌地となる。
特に高山植物の花形態や開花時期がハチドリの行動パターンを左右する。
種によっては特定の高山植物との共進化が見られる。
環境保全の重要性
気候変動による氷河後退、農牧地開発、火災などで生態系が脆弱化。
高山草原は水資源供給源としても重要で、流域の水循環を支える。
国立公園や保全地域での持続的な管理が求められている。
日本の高山草原の場合
本州中部の高山帯などに点在し、積雪と短い生育期に適応した高山植物が主体。
ハチドリは生息しないが、特有の植物相が重要視され、保全活動が課題となる。
特に夏の短期間に鮮やかな花を咲かせる「お花畑」が特徴。
観察のポイント / 参考情報
- 観察地:アンデス山脈、エクアドル、コロンビア、ペルーなど
- 観察時期:乾季に花が多く、ハチドリの活動も活発
- 観察対象:開けた草原地帯や低木帯、花蜜源となる植物群落
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WRITERこの記事の著者
hachidori-zukan
【野鳥観察が人生の目的】憧れのハチドリに会いたくて、図鑑サイトを作りました!ハチドリに会える度に、充実していくであろう当サイト。「ハチドリを知るなら当サイト!」って言っていただけるようなサイトを作っていきますので、見守っていただけると、幸いです!

