火山弧は、海の下で大きな地面の板(プレート)がもう一つの板の下に沈み込む場所でできる、火山が並んだ列のことです。
海の近くや島に多く見られます。
由来・概要
火山弧は、海の下の板が地面の下に潜り込むときに、マグマという熱い溶けた岩ができて地表に出てくることでできます。
このマグマが集まって、いくつもの火山が弧のように並びます。
火山は列になって並ぶので「火山弧」と呼ばれます。
島にできる場合は「島弧」、大陸のそばにできる場合は「大陸弧」と言います。
火山弧は地面の下で板が動くことによって生まれる自然の仕組みです。
火山弧のしくみ
海のプレートが大陸の下に沈むと、水を含んだ岩が溶けてマグマになります。
このマグマが地面を突き破って火山になります。
火山の位置や数は、板の動きや深さによって決まります。火山の活動が続くことで、山や島が形成されます。
火山孤は、地面の板の動きとマグマが組み合わさって火山ができる場所です。
世界の火山弧
日本列島は有名な火山弧で、北から南まで火山が続いています。ほかにもフィリピン、インドネシア、アリューシャン列島などが火山弧です。火山弧は島や大陸のそばに多くあり、それぞれの地域で自然の特徴が少しずつ異なります。
火山弧は世界中にあり、特に島や大陸のそばに多く見られます。
火山弧と自然
火山のまわりの土は栄養が多いので、たくさんの植物が育ちます。
花が多い場所にはハチドリも住んでいて、花の蜜を食べながら花の受粉を手伝います。
火山の高いところや低いところでは、違う種類のハチドリや植物も共存できます。
火山の土は植物にとって栄養が多く、ハチドリも花の蜜を食べながら自然を助けています。
火山弧の良い事と危険
火山弧では火山の噴火や地震の危険があります。
ですが、火山が作る土は農業に向いていたり、地熱を使ったエネルギーを作ったりでき、自然の恵みと危険が一緒にある場所と言えます。
火山弧は危ないけれど、土やエネルギーなど役に立つものも作ってくれます。
ハチドリとの関わり
火山弧の花はハチドリにとって大切な食べ物です。
ハチドリは花の蜜を食べながら花の受粉も手伝います。
こうして火山の周りの自然や植物、ほかの生き物も助かっています。
ハチドリは火山帯に咲く花を食べながら植物を増やす手助けをしています。
観察のポイント
- 火山の近くで花がたくさんある場所を見るとハチドリに出会いやすい
- 高い場所と低い場所で違うハチドリがいるので注意して観察する
- 火山のまわりの天気や地形を見ながら観察する
- 安全な場所から観察することが大事
関連用語リンク
- 島弧
- 大陸弧
- 火山活動
WRITERこの記事の著者
hachidori-zukan
【野鳥観察が人生の目的】憧れのハチドリに会いたくて、図鑑サイトを作りました!ハチドリに会える度に、充実していくであろう当サイト。「ハチドリを知るなら当サイト!」って言っていただけるようなサイトを作っていきますので、見守っていただけると、幸いです!

