トルマリンテンシハチドリ

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かなり短くまっすぐなくちばしを持つ暗色のハチドリです。

オスは明るい紫色の喉の斑と青緑色の前頭部を持ち、メスは白い喉を持ちます。
また、白い下尾筒とかなり長い切れ込みのある尾も特徴です。

コロンビアとエクアドルのアンデスの高標高の森林とその縁でかなり普通に見られます。
フィーダーにも訪れます。

基本情報

和名トルマリンテンシハチドリ
英名Tourmaline Sunangel
学名Heliangelus exortis
分布コロンビア、エクアドル
生息地・湿潤から多雨の前山地帯の森林、特に雲霧林と矮性林の内部と縁に生息
・また、低木のある開けた場所や低木の多い牧草地にも生息
※標高では主に2,300〜3,400mの範囲ですが、1,500mの低地でも見られる
※ほぼ完全に留鳥ですが、コロンビアでは時折熱帯地帯への移動を行う
大きさ・全長10〜11cm
・体重オス3.5〜8.5g、メス4〜5.2g
鳴き声さえずり:『スウィー…スウィー..ツェウ…スウィー…ツェウ…』と
聞こえる高音に上がってから低音に下がる鳴き声と考えられる
地鳴き:「短い乾いた砂利のようなトリル『トゥルルル』で、間隔を置いて繰り返される」もので、
また連続した乾いたさえずり音も出す
様々な植物
巣作り情報なし
繁殖・繁殖期は3月〜8月と考えられている
・2個の白い卵産み、メスが抱卵
特徴外見(オス):くちばし上にきらめく緑色の額板、暗い紫青色の顎、
きらめくバラ色の喉にエメラルド緑色の縁取り
外見(メス):緑色の額板なし、黒っぽい顎、白っぽい喉に緑〜暗色の斑点、
喉に少数のバラ色の羽がある個体もいる
外見(幼鳥):基本的に成鳥メスに似る、オスの幼鳥は白い顎

分類

ドメイン真核生物 Eukaryota
動物界 Animalia
脊索動物門 Chordata
亜門脊椎動物亜門 Vertebrata
鳥綱 Aves
アマツバメ目 Apodiformes
ハチドリ科 Trochilidae
テンシハチドリ属 Heliangelus
トルマリンテンシハチドリ Heliangelus exortis

保全状況

絶滅—絶滅の恐れのある状態—低危険
EXEWCRENVUNTLC
低危険種 Least Concern (IUCN 3.1) / ワシントン条約 CITES Appendix II (CITES)

亜種

亜種なし

トルマリンテンシハチドリの行動

通常、花でホバリングするのではなく、花にしがみついて採餌します。
止まり木から飛び出して空中捕食したり、植物から拾い集めたりして昆虫を捕らえます。

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WRITERこの記事の著者

hachidori-zukan

hachidori-zukan

【野鳥観察が人生の目的】憧れのハチドリに会いたくて、図鑑サイトを作りました!ハチドリに会える度に、充実していくであろう当サイト。「ハチドリを知るなら当サイト!」って言っていただけるようなサイトを作っていきますので、見守っていただけると、幸いです!