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この中型のハチドリは、光が弱い場所では全体が黒っぽく見えます。
しかし、適切な角度で見ると目覚ましい宝石に変わります。
腹部と頭頂部が紫色になり、わき腹は青緑色、雨覆羽は緑色をしています。
尾には鮮やかな白色のきらめきが見られる点も特徴です。
他のフチオハチドリ属と同じく、着地時に数秒間翼を上に保ちます。
この時、豊かな栗色の翼の下面が見えます。オスとメスは似ています。
コロンビア西部とエクアドルに非常に限られた範囲で生息しています。
湿潤な雲霧林とその縁の下部亜熱帯域では、概して一般的ではありません。
フィーダーにも訪れます。
基本情報
| 和名 | フジイロハチドリ |
| 英名 | Velvet-purple Coronet |
| 学名 | Boissonneaua jardini |
| 分布 | コロンビア、エクアドル |
| 生息地 | 湿ったコケの生えた原生林と二次林の内部と縁に生息 低木の生い茂る場所にも現れる ※標高はエクアドルで標高800〜1,700m、コロンビアで標高350〜2,200m記録されている しかし最もよく見られるのは1,200m以上 ※一般的には定住性。コロンビアでは季節的に標高移動を行う |
| 大きさ | 全長11〜12.7cm、体重8.0〜8.5g |
| 鳴き声 | さえずり:「si, siii, si, siii, si, siii…」と甲高い音と柔らかい音の繰り返し |
| 花 | 主にツツジ科、アカバナ科、アカネ科、キキョウ科、ロベリア科 |
| 巣作り | コケと地衣類でカップ状の巣を水平の枝や小さな股に作る |
| 繁殖 | ・繁殖期は少なくとも1月〜3月(9月まで続く可能性もある) ・メスが2つの卵を抱卵 ・抱卵期間と巣立ちまでの期間は知られていません |
| 特徴 | オスとメスで外見はほぼ同じ 外見(メス):全体的にくすんだ色です。 胸と腹部の羽毛には黄褐色から灰色がかった茶色の縁取りがある |
分類
| ドメイン | 真核生物 Eukaryota |
| 界 | 動物界 Animalia |
| 門 | 脊索動物門 Chordata |
| 亜門 | 脊椎動物亜門 Vertebrata |
| 綱 | 鳥綱 Aves |
| 目 | アマツバメ目 Apodiformes |
| 科 | ハチドリ科 Trochilidae |
| 属 | フチオハチドリ属 Boissonneaua |
| 種 | フジイロハチドリ Boissonneaua jardini |
保全状況
| 絶滅 | —絶滅の | 恐れのある | 状態— | 低危険 | ||
| EX | EW | CR | EN | VU | NT | LC |
亜種
亜種なし
WRITERこの記事の著者
hachidori-zukan
【野鳥観察が人生の目的】憧れのハチドリに会いたくて、図鑑サイトを作りました!ハチドリに会える度に、充実していくであろう当サイト。「ハチドリを知るなら当サイト!」って言っていただけるようなサイトを作っていきますので、見守っていただけると、幸いです!

