スミレビタイテリハチドリ

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中型でずんぐりした体つきのハチドリで、太いクチバシを持ちます。

主に中標高帯の雲霧林に生息します。

羽は全体的に輝くエメラルドグリーンです。
オスは青または紫色の額と、見る角度によって暗く見える光沢のある緑色の喉を持ちます。
メスは腹部に白いうろこ状の模様があり、顔の両側に白いひげのような線があります。
若い個体は顔や喉に銅色の光沢が見られることがあります。

通常は単独で森林内や森の縁に生息し、一部の地域ではフィーダーにも訪れます。

基本情報

和名スミレビタイテリハチドリ
英名Violet-fronted Brilliant
学名Heliodoxa leadbeateri
分布ボリビア、コロンビア、エクアドル、ペルー、ベネズエラ
生息地・標高400〜2,400mの熱帯〜亜熱帯域に広く分布
・主に山地雨林や雲霧林の内部や縁に生息し、やぶ地や二次林、コーヒー農園でも見られる
※ほぼ定住性で、移動はしません
大きさ・全長:約11〜13cmで
・体重:オス7.1〜8.5g、メス6.6〜7.5g
鳴き声・鳴き声は「チュッ」や「チェッ」といった鋭い音を繰り返す連続音
・時に「ウィー・チチチ・チュー」という下降調の明るいさえずりも発する
巣作り不明
繁殖繁殖期は1月から5月にかけて
特徴外見(共通):クチバシは中程度の長さでほぼ直線的、黒色。目の後ろに白い斑点があり、喉の脇に白い筋があります。尾は二股
外見(オス):青く輝く額と銅色の首を持ち、上面は青銅緑色。喉は光沢のあるエメラルドグリーンで、腹は鈍い青銅緑色。
外見(メス):上面が銅緑色で、喉と胸に緑の輝きのある斑点が密にあり、腹は白から淡褐色へと移行。尾羽の先端は白色、浅い切れ込み

分類

ドメイン真核生物 Eukaryota
動物界 Animalia
脊索動物門 Chordata
亜門脊椎動物亜門 Vertebrata
鳥綱 Aves
アマツバメ目 Apodiformes
ハチドリ科 Trochilidae
テリハチドリ属 Heliodoxa
スミレビタイテリハチドリ Heliodoxa leadbeateri

保全状況

絶滅—絶滅の恐れのある状態—低危険
EXEWCRENVUNTLC
低危険種 Least Concern (IUCN 3.1) / ワシントン条約 CITES Appendix II (CITES)

亜種

4亜種があります。

  • H. l. leadbeateri(ベネズエラ沿岸山地)
  • H. l. parvula(西ベネズエラからコロンビア東部アンデス)
  • H. l. sagitta(エクアドル東部からペルー・パスコ県まで)
  • H. l. otero(ペルー中部からボリビア・コチャバンバ県まで)
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WRITERこの記事の著者

hachidori-zukan

hachidori-zukan

【野鳥観察が人生の目的】憧れのハチドリに会いたくて、図鑑サイトを作りました!ハチドリに会える度に、充実していくであろう当サイト。「ハチドリを知るなら当サイト!」って言っていただけるようなサイトを作っていきますので、見守っていただけると、幸いです!