シロハラチビハチドリ

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シロハラチビハチドリはマルハナバチのように飛ぶ、とても小さなハチドリの仲間です。
アンデス山脈に分布し、コロンビアからボリビアにかけて見られます。

オスは背中が主にエメラルドグリーンで、胸と腹が鮮やかな白色、脇が濃い緑色、喉が輝く紫色をしています。尾は二股で、飛行中には金属的な羽音を立てます。
メスは喉と目の後ろに白い線があり、脇が淡いバフ色です。
どちらの性も腰の両脇に白い斑があり、とても目立ちます。

メスは他のウッドスター類とよく似ていますが、より明るくはっきりした白い腹部と、腰の両脇にある大きめの白斑が識別の手がかりです。
標高1,100〜3,500メートルの高地で、森林、低木地、庭園などさまざまな環境に生息し、フィーダーにも訪れます。

基本情報

和名シロハラチビハチドリ
英名White-bellied Woodstar
学名Chaetocercus mulsant
分布ボリビア、コロンビア、エクアドル、ペルー
生息地湿潤林の縁や牧草地、耕作地に生息
※主に標高2,200〜2,800メートルに多く見られ、1,500メートルまで下ることもあり、4,000メートルでの記録もある
※基本的には定住性ですが、高地の記録から季節的な標高移動を行うと考えられる
大きさ全長約8.5cm、体重約3.8〜4g
鳴き声・低めの「ジュップ」という音
・高めで鈍い「チップ」という音
アガベ、インガ、ランタナなど
行動縄張り行動をとらない
巣作りエクアドルで4月に巣が発見されていて、地上約10メートルの木上にあった
繁殖繁殖生態についてはほとんど不明
特徴外見(オス):赤紫の喉と白い腹部
外見(メス):シナモン色の喉とバフ色の脇

分類

ドメイン真核生物 Eukaryota
動物界 Animalia
脊索動物門 Chordata
亜門脊椎動物亜門 Vertebrata
鳥綱 Aves
アマツバメ目 Apodiformes
ハチドリ科 Trochilidae
ハリオハチドリ属 Chaetocercus
シロハラチビハチドリ Chaetocercus mulsant

保全状況

絶滅—絶滅の恐れのある状態—低危険
EXEWCRENVUNTLC
低危険種 Least Concern (IUCN 3.1) / ワシントン条約 CITES Appendix II (CITES)

亜種

亜種なし

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hachidori-zukan

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【野鳥観察が人生の目的】憧れのハチドリに会いたくて、図鑑サイトを作りました!ハチドリに会える度に、充実していくであろう当サイト。「ハチドリを知るなら当サイト!」って言っていただけるようなサイトを作っていきますので、見守っていただけると、幸いです!