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見間違えようがない、この驚異的なハチドリは、世界中のすべての鳥類の中で体の大きさに対してくちばしが最も長いです。
印象的なくちばしに加えて、青銅色の頭部と全体的に控えめな緑色の体色が特徴です。
ベネズエラからボリビアまでのアンデス温帯地帯に生息し、標高約2,400〜3,100mに分布します。
山地林とその縁に生息し、長い筒状の花から蜜を採るためにくちばしを使います。フィーダーにも訪れることがあります。
基本情報
| 和名 | ヤリハシハチドリ |
| 英名 | Sword-billed Hummingbird |
| 学名 | Ensifera ensifera |
| 分布 | ベネズエラ西部からコロンビア、エクアドル、ペルーを経てボリビアまでのアンデス山脈 |
| 生息地 | 湿潤および多雨の山地林、森林の縁、低木林、庭園、パラモの断片に生息 ※標高1,700〜3,500m(標高2,400〜3,100mで最も普通) ※一般的に渡りをしませんが、コロンビアと北西ベネズエラでは局所的な移動を示し、 雨季の初めに高標高へ移動し、乾季に低標高へ戻る |
| 大きさ | Sword-billed Hummingbird |
| 鳴き声 | ・低く喉を鳴らすような音、わずかにトリルがあり、「トゥルルル」という音 |
| 花 | 主にBrugsmania sanguinea、Datura stramonium、Passiflora mixta、 P. pinnatistiplua、P. mollissima、P. sexfloraなど、長い花冠を持つ花の蜜を食べる。 他に、Aethanthus属、Fuchsia属、Salpichroa属、Solanum属 ※トケイソウ属のPassiflora mixtaと共進化 |
| 巣作り | ・コケを使ったカップ型 ・通常は地上高くの根の繊維の間に吊り下げられる |
| 繁殖 | 繁殖期2月〜3月 |
| 特徴 | 外見(オス):メスよりくちばしが短いが、翼と尾が長い 青銅緑色の上面、銅青銅色の頭部、目の後ろに白い斑点、 金属緑色の下面、暗灰色の腹部、暗色の喉(一部のオスは白い顎と喉) 二又の黒っぽい青銅緑色の尾 外見(メス):上面はオスに似る、白い下面、灰色の喉と腹部に緑色の斑点 尾は切れ込みが浅い、灰白色の縁取り、オスより短い 外見(幼鳥):メスに似る、成鳥と大きな違いなし |
分類
| ドメイン | 真核生物 Eukaryota |
| 界 | 動物界 Animalia |
| 門 | 脊索動物門 Chordata |
| 亜門 | 脊椎動物亜門 Vertebrata |
| 綱 | 鳥綱 Aves |
| 目 | アマツバメ目 Apodiformes |
| 科 | ハチドリ科 Trochilidae |
| 属 | ヤリハシハチドリ属 Ensifera |
| 種 | ヤリハシハチドリ Ensifera ensifera |
保全状況
| 絶滅 | —絶滅の | 恐れのある | 状態— | 低危険 | ||
| EX | EW | CR | EN | VU | NT | LC |
亜種
亜種なし
ヤリハシハチドリだけの行動
ほとんどのハチドリがくちばしを使って羽繕いをするのに対し、
ヤリハシハチドリはくちばしが非常に長いため、足を使って掻いたり羽繕いをしたりします。
また重いくちばしの負担を減らしバランスを改善するため、くちばしを上向きにして止まります。
WRITERこの記事の著者
hachidori-zukan
【野鳥観察が人生の目的】憧れのハチドリに会いたくて、図鑑サイトを作りました!ハチドリに会える度に、充実していくであろう当サイト。「ハチドリを知るなら当サイト!」って言っていただけるようなサイトを作っていきますので、見守っていただけると、幸いです!

