パラモ(高山帯生態系)とは

この記事は約 3 分で読めます

アンデス山脈の高標高地帯に広がる湿潤草原・低木林の生態系。
気候が厳しく、生物多様性が高い。

詳細解説

定義と分布

パラモは、標高3,000~4,500mに広がる湿潤高山帯の生態系で、主にコロンビア、ベネズエラ、エクアドルに分布しています。コロンビアには世界のパラモの約43%が存在し、国土の約2.5%を占めています。

特徴的な植物と動物

  • フライレホン(Espeletia)などの高山植物が多く、これらは霧や露から水分を吸収し、地下水を補給します。
  • 高山植物の約60%はコロンビアのパラモに特有の固有種です。
  • ハチドリやアンデスの動物たちが生息し、フライレホンの花蜜を求めて訪れます。

環境機能と保全の重要性

  • 水源として重要で、地下水を補給し、下流の河川を支えます。
  • 炭素吸収源としても機能し、大気中の二酸化炭素を隔離することで気候変動の緩和に寄与します。
  • 生態系の保護と回復が進められており、自然の気候解決策として注目されています。

観察のポイント / 参考情報

  • コロンビア、ベネズエラ、エクアドルの高山帯地域
  • フライレホンの開花時期に合わせて観察すると出会いやすい
  • 開けた草原や低木林の景観が典型的

関連用語リンク

世界で一番美しいハチドリ図鑑
数少ない日本のハチドリ図鑑!
様々な情報源からハチドリをもっと知ろう!

※下の各種リンクボタンはアフィリエイトリンクになっています

WRITERこの記事の著者

hachidori-zukan

hachidori-zukan

【野鳥観察が人生の目的】憧れのハチドリに会いたくて、図鑑サイトを作りました!ハチドリに会える度に、充実していくであろう当サイト。「ハチドリを知るなら当サイト!」って言っていただけるようなサイトを作っていきますので、見守っていただけると、幸いです!