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太いくちばしを持つ大型のハチドリです。
オスは黒い腹と黒い喉を持ち、下は紫色で縁取られています。
喉は角度によっては全体的に暗く見えることもあります。
メスは黄金緑色の下面、紫色の喉の斑、そして目立つ黄褐色のヒゲ条(口髭模様)を持ちます。
アンデス東部の湿潤な低地および丘陵地帯の森林に生息し、時にフィーダーを訪れます。
さえずりは非常に珍しく、5秒以上続くこともある「ピュピュピュ、ピュピュピュピュィ、ピュピュピュピィピュィピュィピュィキュィ、ピピピピ」と徐々に早く強く途中で上下するリズムです。
基本情報
| 和名 | ノドグロテリハチドリ |
| 英名 | Black-throated Brilliant |
| 学名 | Heliodoxa schreibersii |
| 分布 | ブラジル、コロンビア、エクアドル、ペルー |
| 生息地 | 成熟した湿潤な林の内部と低木林に生息 標高は主に400〜1,000mの範囲 ※ただし、エクアドル東部では、通常1,450m、時に1,900mの高さまで局所的に生息 ※定住性で移動しない |
| 大きさ | 全長:11.5〜13cm 体重:オス約9.9g、メス7.1〜8.5g |
| 鳴き声 | さえずり:5秒ほど続くこともある、「ピ系の音」が徐々に早く途中で上下する |
| 花 | ツツジ科やアオイ科の花 |
| 巣作り | ・メスが低木や樹木に作る ・植物繊維、クモの糸、動物の毛、綿毛で作られ、外側にはカモフラージュのためにコケが張り付けられている |
| 繁殖 | ・繁殖期は2月〜5月(10月遅くまで延長されることもある) ・メスは1回の繁殖で2つの卵を産む |
| 特徴 | 外見(オス):輝く緑色の上面ときらめく緑色の額 下面は黒色で、紫色に輝く小さい斑と狭い緑色の帯が下喉にある 鋼青色の尾は非常に長く、深く二又に分かれている 外見(メス):上面はオスのようで、さらに白っぽい〜赤褐色の頬線を持つ 下面は灰色で青銅緑色の斑がある 中央の尾羽は緑色で、尾はオスより二又の切れ込みが浅い 外見(幼鳥):メスに似ており、よりはっきりと色のある頬線を持つ |
分類
| ドメイン | 真核生物 Eukaryota |
| 界 | 動物界 Animalia |
| 門 | 脊索動物門 Chordata |
| 亜門 | 脊椎動物亜門 Vertebrata |
| 綱 | 鳥綱 Aves |
| 目 | アマツバメ目 Apodiformes |
| 科 | ハチドリ科 Trochilidae |
| 属 | テリハチドリ属 Heliodoxa |
| 種 | ノドグロテリハチドリ Heliodoxa schreibersii |
保全状況
| 絶滅 | —絶滅の | 恐れのある | 状態— | 低危険 | ||
| EX | EW | CR | EN | VU | NT | LC |
亜種
2亜種があります。
- 基亜種H. s. schreibersii
- H. s. whitelyana
亜種の分布域
亜種H. s. whitelyanaはペルー中央部および南東部に生息し、標高600〜1,250mの湿潤山地林に生息しています。
亜種の見た目の違い
亜種H. s. whitelyanaは体長13〜14cm。
オスの全体的な上面は額を含む輝く緑色です。下面と尾は基亜種と同じです。
メスと幼鳥は基亜種と同じです。
WRITERこの記事の著者
hachidori-zukan
【野鳥観察が人生の目的】憧れのハチドリに会いたくて、図鑑サイトを作りました!ハチドリに会える度に、充実していくであろう当サイト。「ハチドリを知るなら当サイト!」って言っていただけるようなサイトを作っていきますので、見守っていただけると、幸いです!

